血は立ったまま眠っている 2/4(木)夜

やっとこさ感想書きます。ネタバレしてます。
大丈夫かな、差別用語とか書いてないかな・・・


60年安保闘争の頃のお話。
なんでか私、学生運動ものっていうか、フォークゲリラとかヒッピーとか、その時代のものが好きでねー
今まで、それ関係の映画とかドラマとか何本か観てるんです。
それに、一応学生時代に演劇部だったもんで*1
もちろんアングラ演劇にもあこがれた時代があって。
寺山修司天井桟敷の雰囲気はなんとなくわかっていたわけです。

で、そんな作品、しかも蜷川演劇に森田 剛つんが出ると!
どんなもんだべ、とジャニヲタ寄りの気持ちで臨んだわけ。
いやぁ、剛つん、はまってたよ!
背が低かったから窪塚の見栄えには負けてたけど、役柄が窪塚の弟子だし、寺島 しのぶの弟役だったから、
良かったのかも。
金髪に白シャツにジーンズの弟。危うくてもろい感じがよく出てた。
上から目線なわけじゃないけど、やるじゃーん!と思った。

数々のジャニコンに行った結果、V6コンが一番楽しいっていう母のために入ったV6ファンクラブ。
初めて取ったチケットだったんです。私ひとり分だけど。
そしたら、上手寄りの前の方の通路脇!

役者がね、マメ 山田とかの小人さんだったり、茂手木 桜子さんがまじガリガリだったり、女装のでかい俳優さんがいたり、もうフリークスさながら、アングラ演劇です!って感じなの。
六平さんの顔はやっぱり恐いし。
この劇、そんな見た目の衝撃度が強い俳優さんたちが通路を通りまくるんです。
私のすぐ横で台詞も言うし。もうドキドキでした。
好きな女優さん、俳優さんである、江口 のりこ、丸山 智巳が見れたのもうれしかったな。

音楽が遠藤 ミチロウで、しょっぱなからギターかき鳴らして歌いまくり。さすがの迫力です。
要所要所で出てくるから、ミチロウファンにはたまらんだろうなー*2

寺島 しのぶの出番が少ないのが残念だったり、剛つんももっと刺激の強い芝居しても良かったかな、とも思ったけど、ジャニの人がこんなお芝居に出るなんて、画期的だよね。
免疫のない剛つんファンの皆さんは大丈夫だっただろうか。

話は、革命に憧れる窪塚・剛つん・しのぶ と 娼婦や床屋や朝鮮人の皆さんの生活 が平行して進んで行くんだけど、もっと交わっても良かったかなぁ、と。

あ、一番びっくりしたのは、幕が開いたらシアターコクーンの外の風景が見えたこと。
遠くで普通に車走ってるし、度肝を抜かれました。
そんな駐車場からワーっと革命家たちが走ってやってくるわけですが、粋な演出だよねー

そんなこんなで、観て良かったです。はい。*3

*1:ほとんどバンドばっかりやってたけど

*2:さすがにスターリンは観たことないけど、昔、京都磔磔でミチロウさんの弾き語りライブ観たっけ

*3:Jの人の他の芝居も観たくなって、健ちゃんの芝居のチケットも買ってしまった